Fun!

石、星、好きなこと、楽しいこと、感じたことなど。

エレカシうたことば。

明けましておめでとうございます。

 

今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

昨日はNHKラジオのうたことばって番組をずっと聞いていました。

 

あんまり楽しみで19時20分の番組開始に間に合うように晩ご飯もお風呂もいつもより早く済ませることが出来ました(^^)

 

なぜそんなに楽しみだったかというと、エレファントカシマシ、宮本浩次特集だったから〜✨

 

うたことばという番組、心に刻まれている歌詞をリスナーのエピソードと共に紹介する番組で、約9ヶ月ぶりの復活だったそうです。

パーソナリティはパンサー向井慧さん、元チャットモンチーで作家、作詞家の高橋久美子さん、ゲストは音楽ジャーナリストの鹿野淳さん。

 

約4時間の番組、とても良かったです。

エレファントカシマシや宮本さんのファンの方々の曲、歌詞に対する熱い思いや、人生のどんな場面で曲や歌詞がその人に寄り添って、励ましたり力になったりしてきたのか。

紹介されたお一人お一人のエピソードを聞いて、共感したり、元気を頂いたり。

ラジオっていいなと思いました。

同じ時間に、好きなアーティストを通じて時間を共有できる幸せ😊

 

向井さんと高橋さんのやりとりもよかった。

チャットモンチーの生命力ってアルバムが好きでよく聞いていたことを思い出しました。

高橋さんの愛媛弁?柔らかくて好きです

 

それからゲストの鹿野淳さんの言葉に名言が沢山でした。

鹿野さんが実際にエレファントカシマシや宮本さんを取材されたり、ずっと楽曲を聞いてきて鹿野さんの中に取り入れられてきたエレファントカシマシ、宮本浩次の言葉のエッセンスを、鹿野さんの言葉で伝えて下さってありがとうございます。

 

どうしてもブログに残しておきたかったとこだけ書き起こししました。

 

☆「今宵の月のように」にエピソードを投稿されていた学生さんとの生電話でのやりとりの中で☆

"(鹿野さん)何もなくなったからこそ不安になる事とか先行きが見えないこと沢山あるじゃないですか。

まさにエレファントカシマシってこの曲(今宵の月のように)を作ったあたりがまさにそういう時で。

宮本さんのこれはコメントなんですけど、もう一回自分がミュージシャンに立ち帰りたくて、もう事務所もレーベルもなくなっちゃったからね、一所懸命に部屋を真っ暗にしてその辺にあるCDを全部片っ端から全部聞いて、一個一個短いライナーを書いてたんですって。

そうやってね、自分がまたバンドマンやっていけるのかどうなのかって事が分からない、先行きが見えなかった時こそ、もう色んなヒット曲とかを片っ端から聞いてそれを一個一個整理するように言葉にしていったと。

その結果この今宵の月のようにみたいな楽曲が生まれていって世の中に受け入れられていったんですよ。

 

だから☆☆さんも、今悩んでることも頭の中が真っ白になっちゃう事も絶対無駄じゃないと思うし、

それをエレファントカシマシが、この今宵の月のようにという楽曲が証明してくれてると思うから、だから悩むことは全然マイナスじゃないんだという風に思って悩み抜いて下さい。"

 

世間には悩んでる時間は無駄だからさっさと悩みを解決してどんどん行動していきましょうというような風潮や考え方もあるけれど。

 

"悩むことは全然マイナスじゃないんだと思って悩み抜いて下さい。"って悩める受験生さんにアドバイスする鹿野さんも、それを存在と楽曲で伝えてくれるエレファントカシマシも宮本さんもなんてカッコいいんだ。

 

悩むこともパワーがいる。しんどいし、苦しいし。それを解決するための本やセミナーも沢山あるんだろうけど。

 

悩む事を選べるって、いいじゃないかと思いました。

 

番組の中でうたことばランキングっていうのがあって、1位は悲しみの果てでした。

 

「悲しみの果ては素晴らしい日々を送っていこうぜ」って歌詞は、やっぱり沢山の人の心に刻まれているんですね。

 

悲しみの果ての歌詞に対しての鹿野さんの考察がまた響きました。

 

"悲しみとか寂しさも認めるし受け止める。

それが強さとか弱さじゃなくて、人が生きるってことなんだ、という事をどこか表現者として言葉にしないまでも持っているからこそこういう歌詞の世界になるんじゃないのかなと思いました。"

 

向井さん、高橋さん、鹿野さん、スタッフさん、ファンの皆様、楽しい番組をありがとうございました!

 

1月10日まで聞き逃し配信されているので番組のリンクを貼っておきます。興味のある方は是非♪

www.nhk.or.jp