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やなせたかし先生とアンパンマンから水瓶座を学ぶ。

水瓶座の性質を学ぼうと、水瓶座生まれの著名人を探していた時、やなせたかし先生が水瓶座生まれだと知りました。


やなせたかし先生といえば…アンパンマン。もう一つ頭に浮かぶのは、詩とメルヘンという雑誌。

中学生の頃図書室に毎号置いてあって、きれいなイラストを眺めるのが楽しみでした。

詩とメルヘンはやなせ先生が立ち上げた雑誌で、若手で無名だけど一生懸命な絵の道を志す人の扉になるような雑誌だったようです。

そしてやなせ先生自身も自分の作品を詩とメルヘンで発表されていました。

 

水瓶座の世界は、みんなも自分も輝く世界。

詩とメルヘンという雑誌を作ることで、絵が大好きでその道で生きていきたい人が輝くチャンスの場を作り、自分も漫画家として作品を発表する。水瓶座の本領発揮ですね。

 

水瓶座には多様性ってキーワードも出てきます。

キャラの多さでギネス認定されているアンパンマンは、多様性って言葉がまさにぴったりだなと思います。

 

やなせたかし先生の伝記を読んでいると、アンパンマンのことを'子供向けのアニメ'としか認識していなかった自分が恥ずかしくなりました。

アンパンマンには、やなせ先生が人生の中で考え続けた、先生独自の本当の正義が描かれていたんですね。

 

戦争が終わって中国から帰ってきたやなせ先生は、友人の廃品回収の仕事を手伝っていた時、幼い兄弟がおにぎりを分け合って食べているのを見たそうです。

服は汚れていても、幸せそうに笑う二人。

その笑顔を見て、本当の正義とは、お腹が空いている人に、食べ物をわけてあげることだ!と気付いたそうです。

アンパンマンはこの気付きからだいぶあとに生まれることになるそうですが、アンパンマンの小さな種はこの時すでに生まれていたんでしょうね。

 

アンパンマンのアニメ化の話が出ても、なかなか実現しなかったそうです。

その頃アニメで人気のヒーローは、悪者を徹底的に倒す強いヒーロー。

アンパンマンは水に濡れたら力が弱くなるし、かっこいい武器も持っていません。

そこがTV局のエライ人にとっては反対するポイントだったようです。

以下、勇気の花が開くとき-やなせたかしとアンパンマンの物語-という本の一部を載せさせてもらいます。

 

''でもたかしは、

(これが、ぼくにとってのヒーローなんだ)

と考えていました。

それまでのテレビのヒーローがかいじゅうをやっつけると、ビルも家も道路も、めちゃめちゃになってしまいます。

(相手をとことんたたきのめし、森や街をこわして、それで「正義が勝った」と言って、ハイ、おしまい。それでいいんだろうか)

たかしはずっと、そんな疑問をもっていたのです。

ヒーローが、武器をもってたたかうというのも、なんだかいやでした。自分が経験した、戦争ににているからです。子供たちに、戦争がかっこいいと思ってほしくありませんでした。

(アンパンマンは、たしかに弱い。でも、それでいいんだ。弱いものが勇気を出したとき、ほんとうのヒーローになれるんだ)"

(梯久美子著 勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語112P〜113P)

 

水瓶座は不動サインで風のエレメント。

不動サインは持続性、風のエレメントは知性、思考を表すので、水瓶座をシンプルに表したら考え続けて独自の考えを作る人ともいえます。

アンパンマンも、そんな水瓶座のエネルギーをもつやなせたかし先生から生まれた水瓶座のエッセンスのかたまりのような存在だなと思いました。

 

余談ですが、不動サインの人が生み出したり、関わった作品や番組はものすごく息が長いんです。

不動サインの星座は、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座になります。

水瓶座生まれのやなせたかし先生のアンパンマンは今も愛されていてアニメもしているし、サザエさんの長谷川町子さんも水瓶座、ちびまる子ちゃんのさくらももこさんは牡牛座、クレヨンしんちゃんの臼井儀人さんも牡牛座。

ミュージックステーションのタモリさんは獅子座、徹子の部屋の黒柳徹子さんも獅子座。

他にも長期連載されている漫画家さんは個人天体が不動サインの天体とアスペクトがあったり、とにかく不動サインの持続性はすごいです。