島根県の神社の旅③-出雲大社
出雲2日目。
ありがたいことにこの日も良い天気でした。
久しぶりの出雲大社、ドキドキします。
出雲市駅からバスに乗り、出雲大社の正門前のバス停で降りました。時間は午前9時。
早く鳥居をくぐって参拝したい気持ちを抑えて、稲佐の浜に向かって歩き始めました。
今日は丸1日出雲大社に時間を使えるので、一度訪れたかった稲佐の浜から参拝を始めたかったのです。
歩いていると、道べりに小さなお社があったのでお参りし、脇道に入ると出雲大社の上の宮と下の宮と呼ばれるお社がありました。
上の宮、御祭神は素戔嗚命と八百万の神と書かれていました。
簡素なお宮ですが、パワフルな場所だと思いました。
さすが神在祭の期間中の神様の会議場所とされているお宮です。
写真に撮るのは畏れ多く感じ、撮りませんでした。
下の宮は、アマテラスさまをお祀りされています。
上の宮と下の宮にお参りして、少し歩くと…。
やっと稲佐の浜に到着。
ここで神迎神事が行なわれるのですね。
いつか立ち会ってみたいものです。
大勢の人が訪れていました。
10分くらい稲佐の浜を堪能し、岩の上のお社に手を合わせてから、来た道を戻り始めました。
15分くらい歩いて、ついに出雲大社の正門へ到着。
さすが神在祭の期間、この日は縁結び大祭の日でもあり、参拝の方が大勢です。
鳥居をくぐってすぐの長蛇の列の最後尾に並びました。
本当にものすごい長蛇の列です。
この列に並んだのは、祓社(はらえのやしろ)と呼ばれるお社に参拝するためです。
祓社には、四柱の祓戸神(セオリツヒメ、ハヤアキツヒメ、イブキドヌシ、ハヤサスラヒメ)がお祀りされており、こちらにお参りして神様方に清めて頂いてから大国主さまに参拝するとよいそうです。
列は少しずつ進んで、、40〜50分並んで、ようやく祓社に参拝できました。
参拝をすませて、参道の横の池に寄り道すると、亀が気持ち良さそうに頭を出して浮かんでいました。
どんどん進んで、出雲大社の境内へ到着しました。
拝殿に参拝して、他にも龍蛇神さま、八百万の神さまが宿泊される東十九社、そのお隣りのお社と、列に並んで参拝します。
時間をたっぷりとっていてよかった。
人だかりが出来ていたのでそちらを見ると、八足門内で神事が行われていました。
そうしていると、どこからか
「あっ、煉獄さんがいる!」
という女性の声がしました。
「?煉獄さん?鬼滅の刃の?」
そんな事を考えながらその場を離れ、スサノオさまがお祀りされている素鵞社の参拝者の列に並びました。
列に並んでいたとき、足に蝶々がとまってくれました。
わ〜、うれしいな…。
素鵞社の隣に育っていたイチョウの木さん。
はらはらと落ちてくる葉っぱが綺麗でした。
そして、さっき女性が煉獄さんがいる!って話していた意味がわかりました。
鬼滅の刃の煉獄さんのコスプレをした女性が、素鵞社の参拝者の列に並ばれていたのです。
私はその方を見て、ただ「おお〜!煉獄さんだ。あの人は煉獄さんが大好きなんだな。」
と思っただけでした。
だけど出雲から帰ってきてから不思議なシンクロを体験したのです。
それは、とあるブログで、スサノオノミコトは煉獄さんみたいな、勇気があり優しく強いヒーローのような神様だと書かれていたのです。
私は恥ずかしながら日本書紀も古事記も読んだことがありませんが、神話ではスサノオは荒くれ者の困った神様として描かれているけど、本当は違うんですよ、というメッセージをそのブログ記事から受けとりました。
そのブログ記事を読んでしばらくは何も思わなかったのですが、ある日そういえばスサノオさまがお祀りされている素鵞社で煉獄さんに会っていたことを思い出し…、そういうことなのだろうな、と思ったのでした。
スサノオさまは煉獄さんみたいに勇気があって優しく強いヒーローのような神様、そちらの説に共感します。
話が少し飛びました。
素鵞社です。
参拝したあと、裏の八雲山の岩に触れる場所で岩に触らせて頂き、素鵞社をあとにしました。
大国主さまの御本殿も素晴らしいですが、スサノオさまをお祀りされている素鵞社も素晴らしいです。
こちらは御本殿の裏です。
かわいい兎さんの石像が♡
飴やどんぐりまでお供えされていて、皆さんセンスいいなーと思いました。
大国主さまは、御本殿内で西に向いて鎮座していらっしゃいます。
大国主さまと正面から向かい合って参拝できる拝所があります。
このあと西十九社に参拝し、おみくじを引いたりしたあと神楽殿へ。
参拝した後、また御本殿周辺をふらふらとあるきまわり、たっぷり満喫しました。
最後に、北島国造館の敷地内へ。
初めて来たのですが、穴場のような場所でした。
素晴らしく気持ちが良い場所なのにあまり混んでいなくて、ゆっくりすることができます。
亀の尾の滝という滝と池があり、美しさに感動しました。
池では亀に会う事ができました。
始めは1匹だったのが、もう1匹きてくれました。
背中に紅葉が乗っています^^
こちらで、少彦名命(スクナヒコナノミコト)さまという神様を知りました。
神様、勉強不足ですみません。
少彦名さまは医薬の神様で、大国主さまと一緒に国づくりをされた神様だそうです。
小さな神様で、一寸法師のモデルとなったのはスクナヒコナさまだったそう。
スクナヒコナさまがお祀りされているお宮が亀の尾の滝の近くにあり、神秘的で感動しました。
写真を撮って来ればよかったけど、ぼーっとしてしまって撮り忘れました。
出雲大社の縁結びお守りのご利益もすごいようですが、北島国造館の白いお守りも、縁結びのご利益がすごいらしいです。
私は別のお守りをお土産に購入しましたが、白いお守り、純白で神々しかったです。
お守りも買って、もう一度池の亀を見に行くと…
こんな状態に(^^;)
なんとも気持ち良さげで、ほんわかさせてもらいました。
近くで写真を撮っていた方が、「なんだかいいことありそう」と話しかけて下さって嬉しかったです。
北島国造館を後にして、参道を通って神門通りへ向かいます。
途中、かわいい兎の石像の写真を。
あちこちに沢山の兎の石像があるので、兎の石像巡りも楽しそうです。
もう一度参道横道の池に寄ります。
鴨たちがいます。
はぁ、出雲大社は神様や亀や鳥が好きな自分にとってワンダーランドです。
約5時間、目一杯楽しませて頂きました。
神様ありがとうございます。
鳥居を出て、神門通りのお店でぜんざいを頂きました。
あったかくて甘くてとても美味しかったです^^
ぜんざいを頂いたあと、天然石のお店に向かいました。
目当てのものがあって。
それは出雲石の勾玉。
最近勾玉にすごく惹かれるのです。
たまゆらさんのショップブログで、出雲石の勾玉が紹介されていたので、これは絶対立ち寄りたいと思っていたのです。
お店に入ると、お目当ての勾玉ありました♪
大きい方はすごい迫力です。
予算の都合で、私は小さめの方を連れて帰ることに。
窓辺で真剣に選んでいると、感じの良い店員さんが、外の長椅子に勾玉たちを並べて下さり、とても選びやすくなりました。
それでも、みんな個性があって素敵なのでなかなか決められません。
まわりを観光客の方がどんどん歩いて行かれますが、お構いなしに真剣に選びます。
最終的に3つの勾玉に絞ったのですが、どれも素敵で本当に決められません。
(うちに来てくれる人ー!)
なんて、心の中で勾玉たちに呼びかけると、、、
ふと、一つの勾玉が、イルカみたいに見えたのです。
朝出雲市駅で、島根県の水族館、アクアスのパンフレットを手にして、シロイルカかわいいな〜と思っていたのです。
そうなると、もうその勾玉がイルカの顔にしか見えなくなり、やっと決めることが出来ました。
こちらがその勾玉さん。
かわいいです^^
その後も神門通りをぶらぶらし、充分堪能してバスで出雲市駅へ向かいました。
高速バスの時間まで時間があるので、夕食を食べることに。
駅構内のお店でスサノオラーメンを頂きました。
最後までスサノオさま尽くしの旅でした。
帰りの高速バスの中の中から空を見ると、ちょうど月蝕の月が見えました。
とても印象深い、楽しい出雲旅でした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。