熊野旅2日目。
前の日から全く眠れなかったので、5時から入れるようになっていた温泉へ。
波の音を聞き、明るくなってくる空を見ながらの温泉は最高でした。
そして朝日が見たかったので、温泉は早めに切り上げて朝日がみえる場所へ。
少しずつ明るくなる空。
太陽が出てきました。
少しずつ昇っていきます。
毎朝、こんな感動的な出来事が起きているんですよね。
美しい日の出を見ることができて幸せです。
朝日を拝んでいた時一緒にいた親子連れさんと、このあとご飯の時もホテルを出る時もよく出会いました。不思議なご縁。
ご飯を頂いたあとは、今日の目的地、熊野本宮大社へ出発しました。
ホテルから乗った船、海風と波の音が心地よいです。
観光桟橋について、そこから紀伊勝浦駅まで歩きます。
紀伊勝浦の駅から、本宮大社へのバスが出ている新宮駅まで電車で向います。
本当はこの日、三重県熊野市の七里御浜という海岸にも行きたかったのですが、電車やバスの移動時間を考えると、七里御浜に行くと一番の目的の熊野本宮の参拝時間に十分な時間が取れないことに気付いて、残念だけど今回は七里御浜は諦めました。
新宮駅へ向かう電車からみえる海が本当にきれいでした。
新宮駅に着いて、観光協会?の中にある地元のバス会社さんのカウンターで、2日間バス乗り放題のチケットを買いました。
本宮行きのバスの時間まで1時間以上あります。
どうしても海が見たかった私は、近くの海岸に向かって歩き始めたのですが、この日は真夏のような暑さ、そして全く寝れていない体、前の日特急を乗り過ごしたこと、色々不安になって途中で引きかえしました。
炎天下で40分程歩いて無駄に体力を消耗させてしまいました。
近くで海が見たかった…。
そうしているうちに本宮行きのバスが来て、無事乗車できました。
バスは熊野川沿いの道を北上します。
熊野川のブルーグリーンの水の色が本当に美しく写真に撮りたかったんですが、なかなかいい写真が撮れなくて、写真を撮るのは諦めました。
バスのガタゴト揺れる振動が心地よくて、うとうとしていました。昨日あんなに眠れなかったのに…、この心地よさはなんだろう、やっぱりバスの振動がほっとするのかな、それとも熊野の神様の地へ近づいているから?
土地のバイブレーションが優しく精妙なのかな?
そんな事をうとうと考えているうちに熊野本宮大社へ到着しました。
八咫烏さんの神紋がかっこいいです。
階段を登って、境内に祭られている神様を参拝させて頂きました。
境内は撮影禁止なので写真はなしです。
その後階段を降りて、大斎原(おおゆのはら)へ向かいます。
初めて大斎原の大鳥居をみて惹きつけられてから数年。
やっとお参り出来ました。
鳥居の向こうは撮影禁止だったので写真はなしです。
鳥居をくぐって、その向こうの森を歩くと、たしかに軽々しく写真に撮る場所じゃないのかもしれないと感じるような、きっと誰もがここは聖域だと感じるだろうと思うような、不思議な場所でした。
ずっといたいと思ってしまいました。
歩いていると地元の方が声をかけて下さり、色々と説明して下さりました。
ありがたいことなのに…私は1人でゆっくり見たいなと、その方に対して邪険な接し方をしてしまっていました。
おじさん、ごめんなさい。
その後、森?を抜けて、河原へ出ました。
河原の写真を撮っていいのか分からなくて結局撮りませんでした。
河原もなんだか不思議な場所で、沢山石が積み上げられていました。小さな石の塔のようなのが沢山。
ゴロゴロ転がっている石の上を歩いて、水が流れている場所へ行き、旅のパートナーのクリスタルたちを水に浸けさせてもらいました。
私も少し足を川に入れさせてもらいました。
本当に心地のよい、幸せな時間でした。
その後川の土手を歩きました。
そして、なんとなく家族にお守りを買いたくなったので、もう一度階段を登り、お守りを頂きました。
バスに間に合わないかもと思ったけど、バスターミナルに着いて少しするとバスが来ました。
帰りのバスでもうとうとしました。
この日は本当によく歩きました。
昨日は一睡もしていないのに、炎天下なのに、歩けるものなのだな。神様のおかげかもしれないと思いました。
不思議なことに翌日も翌々日も筋肉痛にはなりませんでした。
新宮駅から紀伊勝浦駅へ帰りは特急に乗りました。もうヘロヘロで少しでも早くホテルに帰りたかったのです。
観光桟橋でホテルへ行く船を待っていると、空がきれいなピンク色になってきて見惚れていました。
そうしていると船が来ました。船から見る夕焼けも素晴らしくて、心を奪われました。
海も山も川も空も素晴らしい。熊野に魅了された2日目の旅でした。