最近になって、ようやく自分と人との境界線というものが分かってきたような気がします。
私は占星術を学び始めるまで、自分は人との境界線が曖昧になりやすいということに全く気が付きませんでした。
そもそも境界線という概念すら知りませんでした。
私は8ハウスに海王星があり、占星術の本で8ハウス海王星は人との境界が曖昧になりやすいと知ったのです。
その時は、そうなんだ、と思ったくらいだったのですが、自分の内側を内観するようになってから、やっと人との境界が曖昧になりやすいの意味がわかってきました。
例えば、私は人からの悪意や敵意、相手の怒りやイライラを受け取ってしまいやすいのです。
なんというか、そういうエネルギーが自分に向けられているなと分かってしまって、その事に動揺し、なぜ相手にそんな風に感じさせてしまったのか、自分がなにか悪いことをしたのかと思って、そう思う事で相手のエネルギーを掴んでしまう感じです。
最近やっと腑に落とせたのは、相手が私に悪意や、怒り、イライラを感じていたとしても、それは相手の内側で起きている問題で、私自身にはどうにもできないし、相手の問題だということ。
そういう場面に出会って、苦しいエネルギーを受け取りそうになったら、これは私のものではない、って繰り返し自分に言い聞かせていると、前ほど対人関係で悩まなくなったし、なんとなく、生きやすくなりました。
相手のエネルギーは相手のもの、私のエネルギーは私のもの、そうはっきり意識する事が、今の私にとって必要な、人との境界線のような気がします。
そして、相手は自分の鏡と思えば、私の中にも悪意や、怒りや、イライラといった感情があるから、相手を通して自分のネガティブな感情を見ている事になる。
ということは、苦手な人をなんとかしようとするよりも、自分の中のネガティブ感情に向き合った方が、目の前の苦手な人が気にならなくなる確率は高い、そう感じました。