時々思い出して繰り返しよんでしまう本があります。
その中の一冊、ホセ・ムヒカ氏の本。
この本は小学生でも読めるように親しみやすい文でわかりやすく、挿絵も絵本のように美しいのでお気に入りです。
子供向けだからと侮るなかれで、ムヒカ氏の言葉は本質的で、子供にも大人にも響きます。
"物は私たちを幸せにはしてくれない"
ムヒカ氏の名言ですね。
皆さんご存知だと思いますが、ホセ・ムヒカ氏はウルグアイの第40代大統領です。
2010年3月1日から2015年2月末まで大統領を務められました。(Wikipedia情報)
初めてムヒカ氏の事を知った時、現代にこんなに自分の哲学をしっかり持っていて、しかもそれを実際に政治に活かしている政治家がいるなんて、あまりのかっこよさに一瞬で自分の中のヒーロー的存在になりました。
久しぶりに本を読み返しているうち、ムヒカ氏はどんな星のエネルギーの下に生まれたんだろう？と気になり出し、いつものごとくホロスコープを見てみる事に。
するとムヒカ氏は牡牛座天王星時代に生まれた太陽牡牛座の方だとわかりました。
"物は私たちを幸せにしてくれない"
この言葉の奥には、牡牛座天王星的なエッセンスを感じます。
ムヒカ氏は1935年生まれなので、同じ頃生まれた方を探していると…なんと美輪明宏さんがムヒカ氏と誕生日が5日違いとわかりました(三輪さんの方が５日早い生まれ)。
美輪明宏さんの名言にも
"お金は物ではなく、経験や知識を得るために使いなさい"というニュアンスの言葉があります。
ムヒカ氏の言葉にも、三輪さんの言葉にも、価値や所有することなど、牡牛座のテーマに天王星の新たな、未来を見つめる視点を感じます。
私たちにとって本当に価値のあるものは何か。
天王星なので、人間だれしもに共通する財産と呼べる何かに価値を見出すイメージです。
必ずしもそうだとは言えないけど、天王星牡牛座世代の方は、私たちにとって本当に価値あるものを体験を通して知っている方が多いんだろうか。
そしてお二人とも、人生にしっかりとした美学、哲学を持たれていて、それを実践されている。
誕生日が5日違いなので、月の星座以外は似ている配置で、共通して魚座土星、蟹座金星、乙女座海王星、蠍座木星からなるカイトを持たれています。お二人の美学、哲学の実践は、このカイトのエネルギーぽいなと思いました。
天体のイメージだけで見ると、自分の美意識にかなう美しいビジョンや理想、ロマンをしっかりこの世界に作り上げていくことで世界をよりよい場所にしている感じで、ムヒカ氏も三輪さんも全く個性の違うお二人ですが、自分の美学を貫いていて、それが人々に影響を与えているところは共通しているなと思います。
自分の美学がある人は素敵です！憧れます。
きっと美意識や美学、哲学も、人生を生きる上で大切な価値あるものですね。
本当に価値あるものは一人一人違うから、自分にとって本当に価値ある大切なものってなんだろうって、時々ゆっくり自分に確認する時間を作れたらいいなと思いました。
自分も変化していくから、大切だと思っていたものがそうでもなかったと思うようになる事もあるし。
私はこれから何を大切にして生きていきたいだろう。
あなたは何を大切にして生きていきたいですか？
最後に、本のラスト2ページからムヒカ氏の言葉を引用させて頂きます。
～でも、人生はすばらしい冒険なんだ。
たとえ20回挫折しても、やり直す価値があるんだよ。
わたしがそうだったんだから。
人生を意味あるものにするかどうかは
きみ次第だ。
たとえ困難でも、もう少し挑むことだ。
敗者とは、肩を落として自らを放棄してしまった人のことだ。
人生を投げてしまうのは、
店で命を売るようなものなんだよ。
～自由を奪われてはならないよ。
若さを失わないで。
人生をたっぷり味わいなさい。
もっと生きることをめがけて。
（汐文社 世界でいちばん貧しい大統領からきみへ くさばよしみ編より）
