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シャネルの嫌悪の精神と、乙女座のかっこよさ。

先日本屋さんに寄った時、こちらの本が目に入りました。

 

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著名人のホロスコープから占星術の学びを深めていきたいなと思っていたのと、本に載っていたシャネルの言葉にも惹かれて読んでみる事にしました。

後から気付いたのですが、本の最後にシャネルの人生の年表もあって、トランジットの影響がどの様に現れるのかを探究するのにとてもありがたいです。(といっても、まだそこまで出来てないのですが。)

 

本を読んでみると、シャネルという人は"嫌悪の精神"をとても大事にしていたということを知りました。

 

 嫌いという感情を重要視して、自分の人生の中から無くすことにエネルギーを注いだのだと。

 

シャネルのホロスコープを見ながら本を読むと、シャネルのこういう性質はここから生まれているんだろうかとか、色々考えるのが楽しいです。

 

シャネルの嫌悪の精神は、魚座の月と乙女座の水星のオポジションからきているのかなーとか。シャネルはキツい性格のイメージがありますが、とても繊細なところもあって、月は魚座です。そして対角の乙女座にある水星は結構厳しい目でシャネルの月を見ていて、自分なりの乙女座的精神(それが本当に役に立つか、手抜きをしていないか、細部に神が宿る様な美しさがあるか、など)を意識するように要求して、月はそれに応えることで、シャネルの徹底した美意識を支える嫌悪の精神が育ったのかな、とか。

シャネルは乙女座に天王星もあるし、まさにそれまでの女性が日々身につけていたドレスの文化は壊して作り変えていく人だな、とか。

それからシャネルの強い反骨精神は、双子座の4つの天体から来ているのかな、とか。冥王星土星、カイロン、火星が双子座にあります。

土星はさっきの乙女座水星、魚座月のオポジションに対してスクエアで、Tスクエアになっています。(生まれた時間によって、水星、月、土星の関係はオーブが緩かったりタイトだったりしますが、シャネルの性格を考えると、月がタイトな関係になる時間帯の生まれなのではと思いました。)月も水星も、土星に徹底的に鍛え上げられそうなイメージです。

 

ここで、本の中からシャネルの言葉を引用させてもらいます。

 

「秩序にはうんざりする。無秩序こそが、ラグジュアリーなのだ。」

 

かっこいいですね。

秩序といえば、土星の代名詞のような言葉です。

シャネルは太陽星座が獅子座で(金星も獅子座)、本の中に"シャネル帝国"という言葉がでてきたのですが、まさに獅子座感を表しているなと思いました。自分の個性の輝きを表現して、自分の王国を作る。獅子座のテーマの一つです。そう思うと、シャネルは自分の太陽をとことん生きた人なんだな。

そんなシャネルがうんざりと言った秩序とは、人々が自分の頭で考えることもせず、世の中の慣習に疑問も持たず、そのような世の中の人によって保たれている常識や社会の枠組みのことのようです。

シャネルの土星は双子座で、双子座は自分の体験から自分の考え方や自分の言葉を作り育てていくサイン。土星だから人生の初期には苦手だったり、苦しさを感じるかもしれないけど、苦手意識や苦しみを感じながらもサインのテーマに取り組むことで、しっかりと自分のものにできる。

決して世間一般的な価値観では幸せだと言えないシャネルの生い立ち、その中で、自分の考えや言葉の土台(双子座土星)をしっかり作り上げたシャネル。その土星にスクエアの角度で鍛えられる乙女座水星(精神)と魚座月(心、無意識)。

逆境のなかで作り上げられたげられた自分なりの考え、信条があったからこそ、ココ・シャネルという揺るぎない個性、太陽の輝きを生きるための、自分を支える嫌悪の精神のような軸が育ったのかもしれない。

 

シャネルの事を知るうちに、乙女座というサインがとてもかっこよく感じるようになりました。プロフェッショナルの精神が乙女座の世界には詰まっているなぁと。

時に厳しく感じる事があっても、批判的な部分や辛辣さを感じても、その根っこには物事に向き合う真摯さや、人や自分への誠実さがあるのでは…と感じたのです。

その真摯さや誠実さが、乙女座の中の清らかさの一面を象徴しているのかな…などと思いました。