占星術の8ハウスが表すことがいまいちよく分からなかのですが、ようやくなんとなく掴めるようになってきました。
8ハウスには、相続、遺産、他者から与えられるもの、他者と深く関わること、心理学、などの意味がありますが、占星術家のRay先生がおっしゃっていた、"他者と一緒に変容していくハウス"という見方が自分自身の8ハウスの時代を振り返るのに一番しっくりきました。
思い返せば、14年ほど前に冥王星が8ハウスに入り、9ハウスに移ったかと思えば土星が8ハウスに入り、土星が出て行ったあとに木星が入ってきて、20代前半から30代後半の今まで、自分の中では8ハウスの学びが色濃かった時代だったと気がつきました。
もうすぐ木星も8ハウスから出ていくので、ここ十何年かの8ハウスの学びのまとめをしようと思います。
簡単にまとめるなら、その時々で、今いる場所で生きるために自分の大切な部分(だと思っていた)を捨てる、手放すような時間だったような気がします。
8ハウスナチュラルサインは蠍座で、ルーラーは冥王星なので、まさにエゴの変容期。
エゴが8ハウス冥王星期でドロドロに溶けて、8ハウス土星期で新しく作り直すような時間でした。
きっと、9ハウスに持っていける自分を作るためにふるいにかけられていたんだな。
超強力なふるいだったな、8ハウス冥王
星…。
だけど、ふるいにかけられて、今残っている自分は自分の核になるようなところがすごくシンプルになりました。
8ハウスはしがらみという言葉も私はしっくりきます。
あらゆるしがらみが絡みついて、その場所から抜け出したくて、でもそれも出来なくて、もうここで生きるしかないんだって絶望してた時もありました。
だけど、手放して、手放して、軽くなったら、そんなしがらみからだって、自分次第で抜け出せるんだって思えてきました。それに、嫌だと思っていたしがらみに、じつは守られていたんだって思えてくることもある。
9ハウスは、火のエレメントの最終段階。
1ハウスで生まれた自分という存在を、命を、精神を、広い世界でどこまでも探究していける場所。
9ハウスに持っていく部分の自分と、手放す自分を選別するために8ハウスの環境があるって考えたら、最中は苦しいけど、8ハウスの時代はありがたい時間だったんだなぁ。
木星が9ハウスに入ったら今度は9ハウスが強調されるので、今の自分がやりたいことを思いっきり探究していこうと思います。
それにしても、8ハウスに冥王星、土星、木星が入ってくる順番、なんてよく出来てるんだろう。冥王星が破壊してまっさらにしたところへ土星がやってきて新しく骨組みを作り、木星がやってきて育てていく。
自分でしっかり意図してこの星周りが8ハウスになる様に選んできたみたいだ。
こんな風に、あまりにもよく計算された計画をホロスコープから感じる時、私たちは自分でブループリントを作って生まれてくるんだなぁと実感します。
ここ何年かの冥王星、土星、木星の星周りはみんな体験しているので、私の場合は8ハウスを徹底してやりたかったようで、1ハウスの人もいれば、6ハウスだったり、10ハウスだったり、1人1人ちがうけど、みんなきっと徹底してその環境をやって、進化したいと願って生まれてきたのかも。
生まれるまえの私がこの星周りに託した願いは達成できたかな。
あなたが思うように、私は少しはエゴを変容させることができたかな。