今日は占星術の話です。
海王星と聞いてみなさんどんなイメージをされますか?
海王星の象意には、夢、ビジョン、理想、掴めないもの(ガスや液体)、スピリチュアリティ(霊性)などがあります。
私は海王星に苦手意識がありました。
大事なことをぼやかして、甘い夢を見させて足元をすくっていくようなイメージで、いい印象はありませんでした。でも、そんなイメージを作っていたのは私自身なんですが。
海王星が意味するものたちがとらえどころがないというか、美しく儚い印象をあたえるものたちなので、簡単にはその本質を見せてくれない星なのかもしれません。
海王星は今、2019年10月18日現在魚座の16度にあり逆行中です。
いつも自分の話になり恐縮なんですが、私の太陽は双子座17度にあります。なのでここ1年ほど、魚座の海王星がタイトにスクエアになっています。
太陽と海王星のスクエアってどんな感じだろうと、自分の状態を観察してみるけどはっきり「これかぁ!」と腑に落ちることがみつからなかったんですよね。
頭がぼーっとしたり、物忘れが多くなった感覚は確かにあります。
でも私はもともとぼーっとしがちだし、物忘れも多いほう。
一生に一度であろう貴重な太陽海王星スクエアのアスペクトが、そんな何も手ごたえない訳ない、何かを海王星は私に伝えようとしてくれているはず…。
そう思っていて、やっと、海王星はこの事を私に伝えようとしてくれていたのかもと思える事を見つけられました。
気付きを与えてくださったのは、心理占星術家の新里ひろき先生が公開されているポッドキャスト。新里先生と、石塚隆一先生の心理占星術に関する対談をだれでも聴く事ができます。とても濃い内容で、占星術が好きな方にはたまらない話が沢山きけます。先生方の懐の深さに頭が下がりっぱなしの気持ちです。
ポッドキャストを聴いて、海王星が私に伝えたかったのはこういうことだったのかもと思ったことは、「あなたが今まで作り上げてきた人生の構造は、あなたの霊性、魂にそったものですか?」という問い掛けです。
もう少し私の双子座太陽の話をさせてもらうと、天秤座の土星がトライン、冥王星ともゆるくトラインです。
普段は土星の社会性や、ルール、責任、安定といったキーワードが効いている私の太陽、トラインなので悪くでると変化を起こしにくく、成長が止まったまま、というようなところも私にはあるかもしれません。
その部分を、太陽にスクエアのトランジット海王星にツンツン刺激されている気がします。
社会という広い、大勢の人がいる場所で生きていくために、土星はこれまでの人生の中で色々なものを私に身につけさせてくれました。常識、周りに合わせて秩序を守ること、ルール、自分が関わることに責任を持つこと、自分個人のことより、集団を尊重すること。
土星が今までの私を守ってきてくれました。
「あなたが土星と作り上げた世界、魂にフィットしてる?あなたのハートに喜びを与えていますか?」
そんな事を海王星に問い掛けられている、太陽海王星スクエアの時期なように感じました。
そう考えると、海王星がなぜ夢や理想、ビジョンも表すのかも少し理解できた気がします。
土星と作りあげた自分の世界がどんなに素晴らしかったとしても、この世界は変化して成長するのが自然です。ずっと同じじゃ苦しくなる。
古くなった自分の世界を表すのが土星だとしたら、その世界を超えて行くために必要なのが、海王星の表す夢や理想、ビジョン、ということなのかなと思いました。
全ての天体が連動して人生をサポートしてくれているんだな。形作って、古くなったところはリフレッシュされて生まれ変わって、また形作って、何度も螺旋の成長を繰り返していく。
天体にもアスペクトにも、いい悪いは無いですね(^^)